「この症状、鍼灸でよくなるのかな?」
そんな疑問をお持ちの方のために、鍼灸が効果を発揮しやすい症状や、お悩み別の適応例をご紹介します。
鍼灸は、どんなときに受ければいいの?
東洋医学と現代医学、両方の視点を取り入れた鍼灸は、体のさまざまな不調に対して、自然治癒力を引き出すサポートとして広く活用されています。
近年では慢性的な痛みや自律神経の乱れ、ストレス関連症状などに対する補完療法として、医療現場でも注目されています。
よくあるお悩み・症状別の適応例
以下のような症状でお困りの方に、鍼灸が選ばれています。
1. 頭痛・片頭痛
緊張型頭痛/片頭痛/群発頭痛 など
2. 首こり・肩こり・腰痛・慢性的な痛み
肩こり/首こり/腰痛/背部痛/四十肩・五十肩/関節痛/筋肉痛/頚肩腕症候群 など
3. 神経痛・しびれ・神経の不調
坐骨神経痛/肋間神経痛/顔面神経麻痺/手足のしびれ/ヘルニアによる症状 など
4. めまい・耳鳴り・眼精疲労
良性発作性頭位めまい症(BPPV)/耳鳴り/眼精疲労/眼のかすみ など
5. 自律神経の乱れ・精神的な不調
動悸/息苦しさ/ほてり・のぼせ/冷え/不眠/倦怠感/気分の落ち込み/不安感/感情の波 など
6. 胃腸の不調・体調の波
便秘/下痢/胃もたれ/吐き気/食欲不振/機能性ディスペプシア/PMS(月経前症候群)/更年期症状/月経不順/過敏性腸症候群(IBS) など
7. 難治性の慢性症状・原因不明の体調不良
線維筋痛症/むち打ち後遺症/慢性疲労症候群/頚性神経筋症候群(首こり病)/身体表現性障害 など
鍼灸の可能性と限界について
鍼灸には西洋医学とは異なるアプローチや視点があり、検査では異常が見つからない不調に対しても働きかけることができます。
一方で、即効性や完治を保証するものではなく、「少しずつ整えていく」というスタンスが基本となります。
信頼性の補足
鍼灸は、WHO(世界保健機関) や NIH(米国国立衛生研究所) などの公的機関においても、慢性疼痛や自律神経系の不調に対する補完療法として紹介されています。
「効果がある・ない」を症状ごとに断定することはできませんが、信頼性ある補完療法として、世界各国で広く活用されています。
よくあるご質問
Q. 鍼灸で〇〇は治りますか?
A. 鍼灸は「必ず治る」とは言い切れませんが、多くの症状で改善・緩和が期待できる補完療法です。
とくに慢性的な不調や原因がはっきりしない症状では、数回の施術を通じて様子を見ながら判断する必要があります。
このページでは、実際に鍼灸が選ばれている症状を症状別にまとめていますので、判断材料としてぜひご覧ください。