「ちょうどいい鍼灸」とは、単に「やさしい鍼」や「中くらいの刺激」を意味するのではなく、その方にとって最も効果が出る“最適な刺激”を見極める施術です。
刺激の調整によって、施術の反応に違いが出ることがあります。
当院では、患者様ごとの状態を見極め、「ちょうどいい刺激」を提供することを大切にしています。
「ちょうどいい鍼灸」とは?
あなたに合った刺激量を見極める
鍼治療は、ただ鍼を刺すだけでなく、ツボの選定や刺激の加減によって反応の出方が大きく変わります。
鍼の太さ・長さ・刺す深さ・手技・本数・置く時間など、複数の要素を組み合わせて、その方にとって最適な「ちょうどいい刺激」を提供しています。
「ちょうどいいポイント」と「ちょうどいい刺激」の両方が重要
鍼灸の効果は、単に刺激量の問題だけではありません。
適切なポイント(ツボや筋肉)にアプローチできているかどうかが、治療効果を左右する大きな要因です。
適切なポイントを選ぶことができれば、細い鍼・浅い鍼でも十分な効果が得られることがあります。
しかし、適切なポイントを選んでも、刺激が不足していると、十分な治癒反応が引き出せない場合があります。
そのため、当院ではポイントの見極めと刺激量の調整の両方を重視しています。
「ちょうどいい刺激」が重要な理由
鍼の刺激が適切でないと、治療の効果は十分に発揮されません。
刺激の感じ方や効果の出方には個人差があります。強すぎる刺激が体にとって負担となる方もいれば、弱い刺激では効果が出にくい方もいます。
そのため、当院では患者様ごとの状態をしっかりと見極めながら、最適な刺激量を調整する方法を採用しています。
刺激の適量が治療効果を左右する
刺激が少なすぎる
必要な治癒反応が起こらず、効果が不十分
刺激が強すぎる
体に過度な負担がかかり、一部の患者には逆効果になることも
適切な刺激
効果と快適さのバランスをとりながら、最適な治癒反応を引き出すことを目指します
細い鍼・浅い鍼でも効果が出ることもあるが、必要に応じて調整する
最近の鍼灸業界では、「痛みを感じさせない」ことを優先し、細い鍼や浅い鍼を用いた施術が一般的になっています。
これは、鍼が初めての方や刺激に敏感な方にとって有効であり、適切なポイントを狙えば、細鍼・浅鍼のみで十分な効果が得られる場合もあります。
しかし、症状の改善が思わしくない場合には、ポイントや刺激量を見直すことが大切です。
- 細鍼・浅鍼のままでも、ツボや筋肉の選定を変えることで効果が得られることがある
- 適切なポイントに鍼をしていても、改善が見られない場合には、鍼の太さや深さ、手技を調整し、刺激を最適化することが重要
- 深層の筋肉(インナーマッスル)に原因がある場合は、長めの鍼が必要になり、その分刺激量も変わる
このように、ただ刺激を増やせばよいのではなく、「ちょうどいいポイント」と「ちょうどいい刺激」の両方を見極めることが重要です。
当院では、患者様の状態をしっかりと観察し、「適切なポイント」×「適切な刺激量」で最大限の治療効果を目指します。
「ちょうどいい刺激」を実現する方法—タイトレーション
当院では、患者様ごとの体調や反応に応じて、最適な刺激を提供するためにタイトレーションを使用しています。
タイトレーションとは?
「タイトレーション」とは、最適な刺激量を見極めるために、刺激を段階的に調整する方法 です。
一度に強い刺激を加えず、患者様の反応を観察しながら徐々に調整する ことで、過剰な負担を避けつつ、最適な治癒反応を引き出します。
施術の流れに応じた刺激量の調整
患者様の体調や反応を観察しながら、個々の状態に合わせた刺激量を調整 します。
適切な施術を行うために、以下のような方針で刺激量を調整しています。
患者様の状態に応じた刺激量の調整
- 初めて鍼を受ける方・刺激に敏感な方
-
刺激量を抑えた状態から開始し、患者様の反応を見ながら慎重に調整(タイトレーションを活用)
- 鍼に慣れている方・より効果を求める方
-
適切な刺激量を見極めつつ、さらに効果を高めるために調整を実施
「ちょうどいい鍼灸」は、刺激の強弱にとらわれず、効果の出る最適な加減を見極める治療法です。
患者様ごとの状態に合わせた最適な刺激量を探ることが、当院の「ちょうどいい鍼灸」の本質です。
「ちょうどいいツボ・筋肉」へのアプローチも重要
適切な刺激量だけでなく、施術するツボや筋肉のポイントを見極めることも大切です。
当院では、患者様ごとに「ちょうどいいツボ・ちょうどいい筋肉」を探し、最適な施術を行います。
ツボ・筋肉を適切に刺激する重要性
- 「ちょうどいいツボ」へのアプローチ
-
ツボの反応を確認しながら、適切なポイントを見極める
- 「ちょうどいい筋肉」へのアプローチ
-
筋肉の緊張度を見ながら、必要な深さまで適切にアプローチする
ただやみくもに鍼を打つのではなく、「どの部位に、どの程度の刺激を入れるか」を細かく見極めることで、より高い治療効果を目指します。
「あなたに最適な刺激 × あなたに最適なポイント」=「ちょうどいい鍼灸」
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