高麗手指鍼|全身の不調を“手”から整える

高麗手指鍼の相応点と内臓の対応を示した模式図

高麗手指鍼(こうらいしゅししん)は、手のひら・手の甲・指先に専用の細い鍼を刺すことで、全身の内臓や神経系にアプローチする特殊な鍼灸療法です。 「手は全身の縮図」という理論に基づき、身体の不調が投影される相応点(反射ゾーン)に対して刺激を行うことで、広範な症状に対応します。

とくに、自律神経の乱れや慢性的な疲労、内臓機能の低下、ホルモンバランスの乱れなどに適しており、身体への負担も少なめです。 ただし、手は非常に敏感な部位のため、刺入時にはチクッとした刺激を感じることがあります。

目次

当院で行う高麗手指鍼の施術手順

STEP
五治処方(全身調整)

東洋医学の陰陽五行論に基づき、五臓・五行のバランスを整える処方を手のツボに応用し、全身の恒常性を回復させます。

STEP
相応療法(局所処方)

現在の症状と関連する相応点(手のツボ)を選び、患部に対応した局所調整を行います。

STEP
置鍼(20〜30分)

選定したツボに鍼を刺入したまま、リラックスして20〜30分お休みいただきます。

高麗手指鍼では、症状の重さや範囲に応じて、両手で150〜200本前後の専用鍼を使用することもあります。 「手にしか鍼をしていないのに、全身が軽くなった」と驚かれる方も多く、全身の機能に働きかける力強いアプローチとして支持されています。


こんな方におすすめ

  • 自律神経の乱れによる不調(動悸・めまい・胃腸症状など)が続いている
  • 慢性的な疲労感やだるさがなかなか抜けない
  • ストレスや不安、不眠など、心身のバランスが崩れていると感じる
  • 更年期の不調やホルモンバランスの乱れに悩んでいる
  • 慢性疼痛・線維筋痛症など、治療に難渋する痛みを抱えている
  • 消化器や内臓の働きが低下していると感じる

当院で使用する鍼と衛生管理について

高麗手指鍼では、非常に多くの鍼を使用するため、オートクレーブ(高圧蒸気滅菌)による再利用が可能な専用鍼を使用しています。
現在、この特殊鍼はディスポーザブル(使い捨て)鍼の安定供給が難しい状況にあり、当院では再利用できる専用鍼を基本としています。

使用後の鍼は、毎回必ず超音波洗浄とオートクレーブ滅菌を行い、清潔な状態に保っています。さらに、患者さまごとに専用容器を設けて個別に保管し、衛生管理を徹底しています

※なお、高麗手指鍼以外のすべての施術では、使い捨てのディスポーザブル鍼を使用していますので、ご安心ください。

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